グローブについてアレコレ 【お手入れ編】
自己流ですがいくつかの方法を試して今はこの方法がベストかなと思うのでよければ参考にどうぞ
最初に流れを書くとこうなります
・豚毛でブラッシング
↓
・クリーナーで掃除
↓
・乾拭き
↓
※(必要があれば)オイルを塗る
↓
・馬毛でブラッシング
↓
・ムートンで磨いて終わり
こんな感じ
順に詳細書いていきます
△いきなりですが、雨に濡れた場合はブラッシングする前に乾燥させてください
100均でこういうの売ってます
〇豚毛でブラッシング
まずは豚毛ブラシでだいたいの汚れを落とします
ブラシはどこのメーカーのものでもいいと思います
ちなみに写真のは左からローリングス→無印良品→何かのシューケアセットに入ってたやつ→フィールドフォース
よく売ってるのはローリングスのですが、サイズが大きくてイマイチ使いづらいので小さいフィールドフォースのやつをオススメします僕もいつも使ってます
https://www.fieldforce-ec.jp/?pid=133133792
馬毛ともセットになっててお得だね
before
after
〇クリーナーで掃除
ブラシで落としきれなかった汚れをクリーナーで落とします
クリーナーは断然コレをオススメします
靴・革製品用のクリーナーなんですが、グローブに使用しても全然大丈夫どころか推奨します
東京ハンズとかに売ってます
クリーナーafter
-------通常のグローブ用のクリーナーをオススメしない理由-------
・基本どれも油分を含んでいる
油で汚れを浮かしているので、使えば使うほどクリーナーの油成分が革に浸透していって革自体が柔らかくなっていってしまう
さらに1回で汚れが落ちなかった→もう1度同じようにやるの繰り返しをするとオイルを塗りすぎたようにベタベタになってしまいます
それを掃除し終わった後に拭き取らずに良かれと思って保革オイル等を塗ってしまうとオイルの塗り重ねになってしまい余計にベトベト&革の呼吸穴を塞いでしまって復元力が失われる(より柔らかくなる)
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そこでこのステインリムーバーなら水溶性なので汚れと一緒に余計な油分も落としてキレイにしてくれます
拭きあがりの後もサラサラしていて革をスッピンに近い状態に出来るので、より自分が使いたいオイルを馴染ませるのに相性が良いと思います
〇乾拭き
ここは特に言うことないです
雑巾、クロス等で拭き残しが無いようグローブを一通り拭き上げます
※(必要があれば)オイルを塗る
ココが1番重要かと思います
先に結論から言うと草野球等で週1、2回しかグローブを使わないならオイルを塗る必要はほとんど無いと思ってます
前述した通り、グローブ用のクリーナーを使っているのであれば油分を十分に含んでいるのでそこにオイルを塗ると油の上に油を重ねる感じになってしまうので良くないと思います
→Q.じゃあ保革はどうするの?
→A.ひたすら手で撫でろ
タンナー(グローブ用の革を作ってる会社)の人も言ってましたが人の手のひらの油分が1番良いし、艶も出るし、コスパも良いし、愛着も沸く
本当にグローブがカサカサになっている時だけにオイルは塗ればいいと思います
ちなみにオイルはぶっちゃけ何でもいいと思いますお好みで
詳しい内容にご興味がある方は後述の☆こぼれ話を参考にしてください
〇馬毛でブラッシング
馬毛のブラシで全体を軽く磨きます
オイルを塗ったなら余分な油分を飛ばすよう軽ーく磨いてあげればオッケー
〇ムートンで磨く
最後にムートンで仕上げます
馬毛でしっかりブラッシングしていればここはそんなに力を入れなくて大丈夫
こんなの使えば楽です
https://www.4860.jp/item/502584/
以上でグローブの日々のお手入れは終了です
何かの参考になれば幸いです
☆こぼれ話
こぼれ話、としておきながらグローブを手入れするなら必ず知っていてほしいと思うことです
まず、グローブは「革」で出来ていて、「革」は人間の「皮膚」と同じです
元から油分を含んでいて呼吸をしています
だから人の皮膚と同じように傷がつけば修復しようとしてくれるし、乾燥していけば油分を出して保湿しようします
なので余計にオイルを塗る必要は無いと思っています
余計な油分を足せば革の繊維がほぐされて柔らかくなり型崩れやかえって耐久性を下げたりします
それを毎週掃除の度に塗っていたら油分の上に油分を重ねて革が呼吸出来ずに修復機能の妨げになります
少しカサついたかな?と思ったら手で擦って革に含まれてる油分を浮きあげだせてあげてください
それで充分革は保たれます、艶も自然に出ます
艶出し用のオイルとかありますがあんなん不要です