やメモ

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グローブのシワについて

 

今回はグローブにシワについて個人的に思っていることを書いていきます

 

 ◇はじめに


よくある質問として「グローブにシワがあるのはいいの?」ってことですが、個人的には「種類による」というのが答えだと思ってます
その種類を大まかに2つあってそれを以下で説明していきます

 

 

〇1つ目「小さなシワ」


これが良い(問題無い)シワだと言われています
グローブを上手く使いこんでいる証拠だとも一部では言われています

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このシワがあるからどんな効果があって良いというのは個人的にはあまり分かっていないので何とも明言できませんが、あっても問題の無いシワだと思います
プロとかは新球を多く使う関係で小ジワが多い方がグリップ力があって良いとされるそうです

 

〇2つ目「大きなシワ」


これが世間一般で言われている”ダメ“なシワです
この様に浮きが出ていたりするものです

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これは
・自分の手の大きさに合わず手のひらと平裏に隙間ができている状態で使い続ける
・型付けが十分に行われておらず硬いままの状態で握りこむ
・グリスやアテ革のヨレ
これらの要因で革がヨレてできやすいシワになります
なぜコレがダメなのかと言われていると
・捕球の際に球がシワに当たりスムーズに入ってこない
・シワ(浮き)に当たって球を弾く、球出しが上手くいかない
というのが理由とされています
ただ、このシワも悪いことだらけではないと思っています
グローブが馴染んでいく過程で少なからず、こういうシワはできやすいのですが
(浮きが出ないように型付けするのは難しい)
このシワが捕球して握った際に引っ掛かりとなってグリップしたりするので
その人のグローブの使い方にあったシワなのであれば正しいシワだと思います
なので一概に悪いシワだとは言い切れないと思っています
坂本のグローブなんかは分かりやすい例かと思います

 

個人的な理想を言うのであれば、やはりシワ、浮きは少ない方が良いのかなとは思います
それを型付けの売りにしているショップも多く(主流で)あったりするので

 

 

〇もしシワを改善したいのであれば
グローブを使っていく過程でできたシワがどうしてもプレーで気になってしまい、何とかしたいと思うのであればいくつか改善方法があります
・グリスを入れ替える
・とにかく叩いて革を伸ばす
これらは簡易的に行えますが応急処置的な感じになるので、シワができてしまった原因を探ったうえで
・湯もみで型直しをする
これが解決策になりやすいかなと思います
ただ、革なので伸びたら完全には復元できないのでシワを取り除けない場合もありますので常日頃からグローブの様子を見てシワのできかたを観察してみるといいと思います

 

 

ここからは余談ですが
たまーに「グローブに(大きな)シワが入ってないのはヘタクソな証拠だ!」と言う人がいます(だいたいオッサン)
そういう人達はだいたいがプロのグローブを見てこう言ってきます
野球が1番上手いプロのグローブに(大きいor特徴的な)シワがある!→素人のグローブには無いからダメだ!
というようなパターンからくるものなのですが
プロのグローブは癖の塊と言っても過言ではなくて、1流になればなるほどアドバイザリー契約しているメーカーとの幾度のヒアリングを重ねて作られたワンオフ品でその人の特徴が最大限に反映されたグローブなので、アマチュアには扱いづらいことこのうえないものが大変多いです
その1流が何十年も積み重ねてきて形成される型のシワなので、本人には捕球の際に必要なシワであっても他の人にとっては無い方がいいものなので、前述のようなことを言ってくる輩がいたら心の中で嘲笑していればいいと思います
ちなみに使い方の問題もありますが、源田や今宮のグローブは大きなシワは無いです

 

 

◇まとめると
大きいシワは無い方がいいが本人が意図して使えてれば大丈夫!